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自己満足の果てに・・・

オリジナルマンガや小説による、形状変化(食品化・平面化など)やソフトカニバリズムを主とした、創作サイトです。

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ターディグラダ・ガール 第七話「蛆姫とつむじ風 終章」

「あらあら……!? テオったら、美味しそうなお団子になってしまって~ぇ♪」
 ミンスーたちの帰還早々、見事なみたらし団子になったテオを見て、レイカはそう言いながら、困ったような、それでいて楽しそうな。そんな表情をしていた。
「しかも~ぉ、誰か少しつまみ食いしてるわねぇ~っ!?」
 レイカの鋭い問いに、ミンスーはアタフタと慌てふためいて、
「そ、それは……マゴットさんが! ワ、ワタクシは、止める間も無く……」
 そう答えると、当のマゴットはまるで悪びれる様子もなく、
「はい、私めが少し頂きました。とっても美味しかったです!」
 と答えた。
 そんなマゴットを見てレイカは、クスクスッと笑い、
「まぁ、これからアタシたちが作る世界は、ある意味で弱肉強食~ぅ。弱い者が強い者の食べられるのは仕方ないことなんだけど~ぉ、でもテオはぁ…、今のアタシたちにとって貴重な戦力だからぁ、ここままにはしておけないよねぇ~っ!?」
 と、悪戯っ子のような眼でマゴットを眺める。すると、
「ご心配なく。私め、四大元素魔法は殆ど使いこなせますので、この程度の治癒や回復ならば、水属性魔法を応用して使えば、二~三日で元通りに戻せます。もちろん、その間…彼女が動けない分の埋め合わせは、私めが責任持って行います。」
 マゴットはそう言って、ペロッっと舌を出した。
「ま! マゴットさんならぁ~っその程度の穴、しっかり埋めてくれるだろうから心配はしていないけどぉ。それよりもぉ、アタシが気になっているのは例の件~っ! どうなったぁ~っ!?」
 レイカはにこやかな笑顔でそう言っているが、目だけは突き刺すように鋭くなっている。
 それに対してマゴット。こちらもレイカに負けず劣らずの笑顔で、
「そちらもご心配なく。もうそろそろ到着する頃だと思います。」
 そう答えた。
 すると、まるでその言葉を待っていたかのように、カツン!カツン!と、一定のリズムで足音が鳴り響きだした。
 そして、その足音と共に一人の人影が姿を現した。
 それは白いスーツ姿の男性で、ロマンスグレーの頭髪にかなりの重さの老いがしがみついている面影。
 そう、誰が見ても晩年を迎えた高齢者としか言いようのない男性である。
「レイカさんは『魔界の……』って言われましたが、残念ながら魔界に該当する者はおりませんでした。そこで色々当たってみたところ、私めの部下を崇拝する『人間』の中で、丁度ピッタリ当てはまる人物がいたので、その者を呼んでみましたーっ!」
 マゴットはそう言って簡単に経緯を説明する。
 その言葉に続くように、現れた老人男性は重そうな口をゆっくりと開き始めた。
「久しぶりだな、茶和麗華。ワシの事は覚えておるかね?」
 予想外の問い掛けに、レイカは一瞬キョトン!と目を丸くしたが、
「ええっと……、ごめんなさぁ~い! 全然知らないわぁーっ!!」
 例のごとく、平常運行で答える。
「……そうだろうな。では、改めて自己紹介しよう。ワシの名は、尼元 日出世。お前が在籍していた『慶州大学』で講義を行っていた者じゃよ。」
「あらあら、そうだったのぉ? でも、その名前は聞いたことがあるような~ぁ!?」
 相変わらず相手が目上であろうと、何であろうと、態度の変わらぬレイカ。そんなレイカを見て、さもお見通しと言わんばかりにニヤリと笑みを浮かべる老人。
 そして彼は、こう締めくくった。

「大学ではワシの事を、皆……こう呼んでいたよ。『死神教授』……と!」

ターディグラダ・ガール 第7話23



 つづく 
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| ターディグラダ・ガール | 22:20 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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| | 2018/01/14 18:38 | | ≫ EDIT

01/14の投稿者様


No trouble.

| るりょうりに 健山 | 2018/01/15 20:37 | URL | ≫ EDIT















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