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自己満足の果てに・・・

オリジナルマンガや小説による、形状変化(食品化・平面化など)やソフトカニバリズムを主とした、創作サイトです。

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てんこぶ姫 番外編 if 「樹木子の逆襲!」 前編

※樹木子とは……

樹木子

 多くの戦死者の出た戦場跡地などに生えており、外観は一般の樹木と変わらないものの、死者の血を大量に吸って妖怪と化している。そのため血に飢えており、通りかかった人間を蔦で絡めとり、人の血を吸うとされる。
 こうして人間の生命を吸った樹木子は、いつまでもみずみずしい姿を保っているのだという。


 今から数百年程前のこと。
 日本より海を渡った大国で、二体の植物形妖怪の争いがあった。
 一体は前述で説明した妖怪、樹木子。もう一体は、人間の貴婦人の姿をした中国妖怪の女王と呼ばれる存在。
 争いは女王の勝利だった。女王は勝利の証に、倒した妖怪をその身に取り込み、その能力を妖樹の種として残す。


 そして永き時を経て、舞台は日本神田川県。
 今からニヶ月ほど前の初夏。
 女王の部下が、一人の人間の青年に妖樹の種を飲ませた。その種には樹木子の能力が宿っており、その青年は妖怪化人間として生まれ変わり、樹木子の能力を手に入れた。
 ただし、こういった状況では、器となった人間が妖怪の能力を利用するという形となって現れる。したがって樹木子の能力は、純粋に蔦で相手の血を吸うのではなく、青年の煩悩を具現化する形となって現れた。
 それは、絡めた女性を着せ替え人形と変化させる術。
 その術を使って、自身の欲望や煩悩のまま行動していたが、やはり天罰が下された。
 天敵ともいうべき存在が、彼を浄化したのだ。
 浄化された人間は、体内から禍々しい邪悪な気や能力、つまり妖力を全て消し去られ普通の人間に戻る。
 青年も、普通の人間に戻ったのだ。

 たしかに青年は普通の人間に戻り、人間としての日常を送っている。
 だが、その青年とは別に、消滅したはずの妖怪樹木子は、生き延びていたのだ。

 全ての生物には、種を残すことを目的とした機能が備わっている。
 植物の場合、それは種子であり、植物型の妖怪も同じ機能を持っている場合がある。
 青年が浄化され人間に戻る直前、樹木子の妖怪としての本能は一つの種子を産み落としたのだ。
 それは、親指の爪ほどの小さな果実で、見た目は木苺にも似ていた。やがてそれは、一羽の野鳥に呑み込まれ、排泄物となって一台のトラックの荷台の中に落とされた。そこには採りたての新鮮な野菜の数々が。
 その野菜は丘福市の青果市場に運ばれ、排泄物のついた葉は、その場で引きちぎられ生ゴミとして捨てられた。
 樹木子の種はゴミ捨て場に根を張り、ゴミを漁りにくる小動物たちの生気を吸い取り、日に日にと成長していった。


 あれから二ヶ月が経った現在、成長しきった樹木子は、樹木の姿ではなく、あの青年によく似た人間の姿となって、人間界に溶け込んでいたのだ。

てんこぶ姫 if 番外編 05

 新たな生命体として成長をした樹木子は、姿が青年に似ているだけでなく、その煩悩や欲望も受け継いでいた。
 つまり、人間の女性を着せ替え人形と変化させることができるのだ。さらに、その術はある進化をしていた。

 今、樹木子は一人の女子高校生らしき少女に目をつけている。
 彼女の名は、佐伯恵梨香。
 恵梨香は、もう二度と会うこともないかもしれない中学時代の友人や、同じ高校で不快に思う同級生たちのSNSアカウントのIDやパスワードを入手し、ネットを利用して不特定の人間たちに売買していた。
 それにより、プライバシーが明るみになった少女もいるし、アカウントを利用され犯罪紛いの出来事に巻き込まれた少女もいる。
 恵梨香はそれでも全く悪びれもせず、今日もまた新たな軍資金を手に入れ、遊びまわった後の帰り道であった。

てんこぶ姫 if 番外編 01


 樹木子は、こういった裏のある娘を見逃さない。こういう子は、本能的に人目を避けた行動をとるため、狙っても他人に気づかれることが少ない。また、一日や二日……行方が知れなくなっても、家族はよくあることだと騒がないため、事件として扱われるのに数日遅れるのだ。それ故に、逃げ切るのも楽である。

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| てんこぶ姫 | 11:24 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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てんこぶ姫 番外編 if 「樹木子の逆襲!」 中編/後編

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| てんこぶ姫 | 11:09 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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黒紫色の放課後 ― 前編 ―

「もう……辛い。私……何か悪いことした……?」
 空が赤から黒に変わる時間、橙(ゆず)は混みあった歩道を夢遊病者のようにさまよっていた。
 視線も虚ろで、おそらく本人でさえ、今……どこを歩いているか? わかっていないだろう。

 香坂 橙(ゆず)、現在23歳。

てんこぶ姫 第一話(1)

 見た目は、細面で、清楚な雰囲気。だが根は明るく、活発系だと自負している。
 昨年、私立高校で国語教師として就職が決まり、早くも今年から、二年生の担任としてクラスを受け持つこともできた。
 念願のクラス担任、毎日がバラ色になるはずだった。
 だが、二ヶ月程過ぎた今では、毎日…毎日が、暗黒の日々になっている。 
 今日もそうだった。
「……というわけで、クラスのみんなで決めて頂きたいと思います!」
 朝のホームルーム、橙は教室の隅々まで行き渡るような声で話した。
 だが、その声はクラス全員の耳に届いていないだろう。
 クラスの半分近くが橙を見ておらず、各々好き勝手に話をしている。
 中には机の上に立って、奇声を上げている男子生徒すらいる。
「聞いてますか!?」
 再度、声を張り上げてみるが、やはり何も変わらない。
「もう! 聞く気がないのなら、教室から出て行ってください!!」
 我慢しきれなくなった橙は、感情をぶち撒けるように怒鳴ってしまった。
 一瞬固まったように静かになる。
「あ……? なんでアタシらが出て行かなきゃ、なんないのよ!?」
 こう口火を切ったのは、このクラスでも中心となっている、深紫 和榮(こきむらさき かずえ)。
 ややツリ気味でパッチリした目の、今風の女子高生。

てんこぶ姫 第一話(2)

 表立った不良というわけではないが、裏ではかなり酷い事をしているとの噂もある。
「橙ちゃ~ん、なんか勘違いしてない? ここは俺らのクラス。なんか気に入らねぇーんなら、お前が出て行けば~!?」
 追い打ちをかけてきたのは、自称和榮の彼氏、佐竹 幸久。
 大柄でガッチリした体格の金髪坊主頭。
 生まれついての強面で、その素行は中学時代から評判は良くない。
「出てけ! 出てけ! 出てけ! 出てけ! 出てけ!・・・・」
 日頃、和榮たちと一緒につるんでいる、中村光子、大関武雄も囃し立てる。
「出てけ! 出てけ! 出てけ! 出てけ! 出てけ!・・・・」
 更に他の生徒たちも混ざり、クラス中…出てけ!コール。
「ほらっ、早く出て行けよ!」
 佐竹幸久が橙の細い二の腕を掴むと、そのまま引き摺るように教室の扉へ向かった。
 勢い良く扉を開けると、橙を廊下へ放り出す。
「ちょ…っ!」
 教室へ戻ろうとする橙を遮るように、幸久は力いっぱい扉を閉めた。
ガチャ!!
 内側から鍵を掛ける音が聞こえた。
「ねぇ! 中に入れてよ! ねぇったら……!!」
 懸命に扉を叩く橙。
 だが、中からは、嘲笑うような笑い声しか返ってこない。
 それでも懸命に扉を叩いていると・・・
「何しているんですか、香坂先生?」
 たまたま通りかかった学年主任の向田が声を掛けた。
「いえ、生徒たちに教室から閉めだされて・・・」
 橙の言葉に向田は大きく溜息をつくと、
「いい加減にしてくださいね。あまり騒がれると、他のクラスにも迷惑ですから」
 それだけ言い、何事もないように立ち去っていった。
― なんで……? 私が悪いの……? ―
 毎日がこんな調子だ。
 学年主任の向田や、ついには教頭……校長にも、これら生徒の素行を話した。
 だが、「いずれなんとかしましょう」か、挙句には「騒ぎが大きくなると、入学希望者に影響がでるんですよ!」「我慢できないなら、退職するしかないですな!」とまで言われた。
 はぁ…もう、やだ……。学校へ行きたくない……。
 日も暮れ、辺りも心も暗くなり、彷徨うように歩いていると、目の前に見慣れた建物が現れた。
 見渡すように大きく広がる建物は、それは…まさしく学校!?
 でも、うんざりする職場である私立高校ではない!
「こ…ここは……!?」
 橙は、確かめるように校門に記された学校名を見直した。
 私立聖心女子大学・・・
 そうだ、母校だ! 
 教員免許を取るため……、仲の良い友達と会話するため……。
 去年まで通っていた、私の母校。
 楽しかった学生生活を思い出したのだろう、橙の目から涙がこぼれ落ちていた。
 橙はそのまま、見えない何かに引き寄せられるように、門をくぐり抜けていた。


「懐かしい・・・・」
 断りもなく校内へ入ったものの、そんな罪悪感すら忘れてしまう心地よさが、そこにあった。
 どこも見慣れた校舎内。まるで昨日までここに通っていたような気分だ。
 懐かしさいっぱいで薄暗い廊下を歩いていると、奥から小さな赤い光のような物が二つ、こちらに近づいてきた。
「えっ!?」
 我が目を疑った橙は、再度焦点を合わせ前方を見直す。
 だが、もう赤い光は見当たらない。
― 見間違えだったかな…? ―
 そう思った瞬間・・・!
「うふふ……、こんばんわ……」
 すぐ耳元から、甘く可愛らしい声が聞こえた!
 あまりに突然の出来事に、橙は身構えるように身を引いた。
「あら……、ごめんなさい。驚かせてしまったかしら……」
 声の主は、変わらぬ甘い口調で言葉を続けた。
 気を取り直して、声の主を確認する。
 それは、小柄な女の子・・・・。
 身長は橙より結構低い。おそらく150㎝ちょっと……。
 更に細く華奢な体つきで、下手すれば中学生でも通るだろう。
 オカッパを綺麗に伸ばしたような、しなやかで長い黒い髪は、まるで一昔…二昔前の、お姫様のよう……。
 大学には少し不釣り合いなデザインの、鮮やかな緑色のワンピース。だが…それが不思議なくらい、よく似合っている。

てんこぶ姫 第一話(3)

「あなたは……?」
 橙がそう問いかけようとした時……
「あ……姫ちゃん、また明日ね~~♪」
 この大学の学生だろう。一人の女学生が急ぎ足で脇を通り過ぎた。
「うふふ……、ごきげんよう……」
 小柄な、お姫様のような女子は、愛くるしい笑顔で軽く手を振った。
― ごきげんよう……って、現実でそんな事言う子……初めて見た! …て言うか、この子、姫ちゃんっていうの!? すごく名前と雰囲気がピッタリ合う子……!? ―
「ここでは『姫』と呼ばれているけど、本名は八夜葵(はやき)都(みやこ)と言うのよ」
 まるで橙の心を読んだかのように、姫と呼ばれた少女……都は言葉を付け加えた。
 そのタイミングの良さに、言葉が詰まった橙だったが、
「あ……、ごめんなさい。私は香坂 橙。この学校の卒業生……」
「初めまして、香坂先輩」
 見惚れるような都の涼やかな笑顔に、少し落ち着きを取り戻した。
「でも、姫ちゃんって可愛いアダ名ね、あなたによく合うわ!」
「うふふ……、ありがとう。ワタクシ……この呼名、凄く気に入っているの。ちなみに生まれ変わった地では、『てんこぶ姫』と呼ばれていますわ」
― 生まれ変わった地・・・・? てん・・こぶ・・姫・・? ―
 一瞬ちょっと理解に苦しんだが、再度気を取り直し
「てんこぶ……って、たしか私の地元の方言で、『大きな蜘蛛』の事を言っていたような……」
「ええ、大きな蜘蛛……、そういう意味よ。可愛いでしょう♪」
― 可愛い……? ま、まぁ……好みは人それぞれだから…… ―


「姫ちゃんは、ここの学生よね? 学部はどこなの?」
 二人は、ティールームと表示された全面ガラス張りの喫茶室で、紙コップを手に向かい合って座っていた。
「教育学部ですわ」
「あ……、完全に私の後輩だ~~♪」
「改めて、よろしく……先輩」
― 少し変わったところもあるけど、この子…素直で可愛い! こんな子が私の生徒だったら…… ―
 そう思った橙だが、すぐに現実を思い出し、一気に心が鉛のように重くなった。
「先輩、なにか…お悩み事でも……?」
「え……? あ、いや……」
 橙がそう言って顔を上げると、すぐ眼前に都の目が・・・
「ひ…姫ちゃん……?」
「ジッとして、先輩……」
 それこそ、目と目が触れ合うような距離・・・
 それにしても、都の瞳・・・なんて涼しそうな瞳なんだろう。
 蒼く澄んでいて、それでいて…深みがある。
 まるで湖のようだ……。
「先輩の人生の色・・・、深く…濃い灰色なのね」
 都がポツリと言った。
「人生の・・色?」
― また、なにか変わったことを……? ―
「な…なんなの、それ……?」
「目を見ているとわかるの。その人の人生が、今・・・どんな状況か?…が」
「私の……人生……灰色……?」
「心が救われるのなら、話を聞きますわ」
 いったいこの子は、私から何を感じ取っているのだろう?
 まるで、心が透かされているような気分だ。
 でも……
 でも……、言うわけにはいかない。
 私のプライドとか、見栄とかでなく、この子も教育学部なら、将来教師になることを目標としているのかも知れない。
 そんな子に、あんなに酷い生徒たちの話とか、とてもできないし、するべきでない。
「だ、大丈夫……心配しないで姫ちゃん」
「うふふ……、それならいいけど」
 都はそう言って、ニッコリ微笑んだ。
「ねぇ…姫ちゃん、また会ってくれる? なんか、あなたといると、少しだけ安心できる気分になれる……」
「ええ、いいですわよ」

 それから二~三日、橙は都と大学で待ち合わせした。
 一緒にお茶を飲んだり、食事をしたり。
 橙は、その時間だけ嫌な学校の事……、嫌な生徒たちの事を忘れることができた。
 そう、あの日が来るまでは・・・・。


 その日、全ての授業が終わった放課後。
 橙が図書室で次の授業に使う文献を調べていると、クラスの女生徒、吉川が駆け寄ってきた。
「香坂先生、大変です! 早く来てください!!」
「どうしたの、吉川さん?」
「田上くんと・・・・井川さんが・・・! 早くっ!!」
「田上君と、井川さん……?」
 どちらも橙のクラスの生徒。
 共通しているところといえば、二人共真面目で大人しく、クラスでもあまり目立たないといったところか。
 吉川に引きずられるように橙が向かった先は、体育館裏の体育倉庫。
 閉じられた扉の隙間から、中を覗いてみる。
 そこには深紫和榮と、共に行動しているいつもの面々。
 佐竹幸久、中村光子、大関武雄。
 四人は何かを取り囲むようにしている。
 そしてその中心には、田上と井川の二人の姿が。
― な……なんなの……これは!!? ―
 橙は思わず両手で、目を塞ぎそうになった。
 二人共全裸で、仰向けに横たわっている田上に、井川が覆い被さるように上に乗っている。
 体勢は数字の6と9の形で、頭部は互いの股間にある。
 それは、明らかに性行為だ。
 だが、その表情は涙ぐんでおり、とても欲情に任せた行動には見えない。
「深紫さんたちが、無理やりやらせているんです。それも、ここ…二~三日連続……」
 吉川が訴えるように言った。
「二~三日……、なんで私や両親に言わないの!?」
「言ったら、録画した動画を……動画サイトにアップするって……」
 録画……? 今、中村光子が携帯を向けているけど、アレのこと?
 田上と井川の、クラスメートから強要させられた性行為・・・
 冷ややかに見つめる、深紫和榮。 ナイフを片手に大笑いしている佐竹幸久。
 携帯の動画機能を使って、録画している中村光子。
 ヘラヘラ笑いながら、時折叱咤するように蹴りを加える、大関武雄。
 橙の目には、狂気の沙汰としか思えない光景であった。
 橙は力任せに扉を開けると、
「や…や………、やめなさいっ!!」
 全てを吐き出すように怒鳴り声を上げた!
 一瞬、時間が止まった。
 涙目の田上と井川の二人も・・・、強要した四人も、全ての視線が体育倉庫の扉に集中したまま、止まっていた。
「あ…あなた達、学校で…何をさせているの!?」
 息を荒げ、絞りだすように、声を放つ。
 最初に時を戻したのは、やはり中心人物である、深紫和榮だった。
「アンタさぁ……、いくら教師だからって、生徒同士の恋愛の邪魔して、いいわけ?」
 言っている意味は正論だ。だが、それが純粋で正しい心が発しているとは限らない。
「な…な……、なにが恋愛よ!? あなた達が二人に淫らな行為を強要させているのは、わかっているのよ!」
「ふ~ん……、アタシたちがこの二人に強要ね……」
 和榮はそう言いながら、軽く溜息をつくと、
「ねぇ、田上……井川。アンタ達が好んでエッチしているんだよなぁ?」
 問いかけた。
 抱き合ったまま、放心状態の田上と井川の二人。
「ホラっ! 和榮が聞いてんだろ! しっかり答えろや!」
 佐竹幸久が、手にしたナイフで二人の頬を軽く叩いた。
「ぼ…ぼ……僕達が……」
 震えながら、口を開きだした田上。
「僕達が……やりたくて、エッチしてました……」
「だ・と・さ、センセ!」
 和榮は不敵な笑みを浮かべた。
「あ……っ、橙ちゃん…、ホントはエッチ~ぃの見て、興奮しちゃったんじゃないの!?」
 佐竹幸久が、馬鹿笑いしながら問いかけた。
「へぇー、そうなのかい…センセ?」
 ソレを聞いた和榮は、そう呟くと、全員に目で合図を送った。
 直ぐ様、幸久が橙の二の腕を掴み、強引に倉庫の中へ引きずり込む。
 合わせて、大関武雄が倉庫の扉を閉めきった。
「な……なんなの……これは……!?」
 予想もしない出来事に、橙の声も……そして、足も震えていた。
 再び幸久が橙の腕を引き、倉庫奥で引きずり倒す。
 尻もちをつき、見上げた顔の先には幸久のナイフが……。
「あ………」
 この瞬間、心の奥底から恐怖を感じた。
「センセ、いいよ……ここで自慰しちゃっても」
 和榮がすまし顔で近寄ってきた。
「生徒のエッチ見て、興奮しちゃったんだろ? アタシ達には気にしないで、自慰っちゃいなよ!」
「そ…そんなバカなこと……」
 そう言った瞬間、頬に冷たい鉄の感触が・・・・
 恐怖で身体を動かすことができず、目だけで追ってみる。
 幸久が、ナイフを頬に当てていた。
 更にそのナイフは、ゆっくり動き……、刃先が目の前に移動してきた。
「ひ…ひぃ……」
「ほら、まずはブラウスとスカートの中に手を突っ込んで・・・」
 今にも眼球を突き刺さんばかりに、ナイフが小刻みに前後する。
 橙は言われるまま、ブラウスのボタンを開け、スカートに手を入れた。
 だが、だからと言って、こんな状況でそんな行為ができるはずがない。
 ソレを察して、和榮は冷ややかに、こう指示した。
「田上くんと井川さん、センセ…やり方がわかんないみたいだから、手伝ってやりなよ!」
 戸惑う二人に、幸久が睨みを利かせる。
 二人は恐る恐る、橙の身体に触れた……。
「ほら、井川はセンセの胸を……。田上はアソコを舐めてあげなよ……♪」
 大関武雄が気を利かせて、橙の衣服を剥ぎ取り、ストッキングとベージュの下着を引きずり降ろした。
 二人の震える舌が、橙の胸と股間に触れる。
「だ…だめ……」
 その状況を、和榮は冷め切った目で見下し、中村光子は嬉しそうに録画している。
 恐怖。恥辱。無力さ。全てを実感し、橙はただ涙するしかできなかった。
「それじゃ~ぁ、そろそろ本番タイム、入りまぁ~ス!!」
 幸久が大はしゃぎでズボンを脱ぎ、その男性自身を橙に見せつけた。
「や…や……、やめ…て………、おねがい……!!」
 後ずさりする橙を横目に、和榮は苦笑しながらも続行を命じ、武雄は大興奮、光子は更に嬉しそうに携帯を向けた。
 
 その日、橙は『処女』を失った。
 それを知った和榮は、「この歳で~~!?」と大笑いし、幸久は満面の笑みで「ごちそうさま」と答えた。

 当の橙は、もう……涙すら出なかった。

| てんこぶ姫 | 14:42 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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黒紫色の放課後 ― 後編 ―

 日はすっかり暮れ、街灯や建築物の灯りが眩い中、橙は宛てもなく歩いていた。
 目に映るもの全て、そのまま反射し・・・耳に入るもの全て、聞き流し・・・
 それは正に死人(しびと)。
 死人が時の河を流されるように彷徨っている。そんな感じだ。
 気が付くと橙は、丘福市の中央を流れる一級河川、那賀川に掛かる、丘福大橋の歩道に立っていた。
 高欄越しから見下ろすと、昼間は大きく綺麗な川だが、この時間ではまるで巨大な黒い生物が流れているようにも見える。
「ここから飛び降りたら…死ねるかな……?」
 橙はポツリと呟いた。
 それは乾いた笑いが混ざった、まさしく「どうでもいいや……」程度の口調であった。
 どれだけの時間(とき)が過ぎたのだろう?
 数分か・・・数十分か・・・
 光を失った眼差しで、川の流れを眺めていた橙。
「もう……、こんだけ頑張ったんだから、楽になってもいいよね・・・・?」
 そう呟くと、高欄を飛び越えようと、身体を浮かした。
 その時・・・・

「うふふ……こんばんわ、香坂先輩」

 すぐ耳元から甘い声が聞こえた。
 呆然と目で声を追うと、そこには街灯に照らされた、お姫様のような愛らしい笑顔が。
「姫・・ちゃん・・?」
「そこにおられては危ないですわ、さぁ…手を……」
 都はそう言って、優しく手を差し伸べる。
 橙は、全ての力が抜けたように、歩道に腰を下ろした。
「姫ちゃん……わたし……」
 橙がそう言うと、都は両手で橙の頬を優しく支え、瞳を近づけた。
 都の湖のような、蒼く澄んだ…それでいて深い瞳が、橙の全てを受け入れるように見つめている。
「先輩の今の心の色……、底が見えない程…深く暗い黒ね」
 都の仕草、言葉の一つが、橙の心の闇を切り開くように入ってくる。
「姫ちゃん……」
「何がありましたの、先輩…?」
 橙の意思とは関係なく、涙が溢れだしてきた。
 水門が開放さえたダムのように・・・・

 橙は、今日あった事を全て、都に話した。
 恥も外聞も無く、ただ……ただ……話していった。
 そして都は、その全てを受け入れていた。

てんこぶ姫 第一話(4)
 
「姫ちゃん、私……どうしたらいいの!? もう……生きていたくもない!」
 それまで黙って聞いていた都は、ゆっくりと口を開いた。
「先輩が、今…一番望んでいることは、何……?」
「私が……一番望んでいること・・?」
 橙は軽く息を吸うと、一点を見つめるように考え込んだ。
 そして・・・

「あの子たちに、復讐したいっ!!」

 更に急き立てるように……
「あの子たちをあの世に送れるなら、私の命は……くれてやってもいい!!」

「うふふ……わかったわ、先輩」
 一瞬、今までとは違う……都の別の笑顔が見えた!
「姫ちゃん!!?」
 すぐに立ち上がって辺りを見渡したが、都の姿はどこにもなかった。


 深夜の高校の敷地内で、中村光子と大関武雄は、ノートパソコンを用意していた。
「よし、これで準備OK~♪ 武雄、しっかり頼むわよ~~♪」
 中村光子は、パソコンに接続したカメラを調整しながら話しかけた。
「深夜の学校、謎の怪物に襲われる現役女子高生。こんなのヘラ生で流すわけ? しょうもねぇー。」
 武雄は苦笑しながら答える。そして、
「どうせなら、今日録画した橙センセと田上、井川の絡みをアップした方が、絶対に需要があると思うけどな……」
「あたしもそう思ったけど、和榮が許可しないのよ。炎上するのは目に見えているらしいし、それに・・・」
「それに・・・?」
「あたしにDVDを五十枚程焼けって言っていたから、おそらく裏で売買するんじゃないかな?」
「そんなの売って、大丈夫かよ!?」
「ネットに比べたら需要は少ないけど、レンタルビデオ店で口コミを利用したルートだから、安全性は高いんだって!」
「なるほどね。 それじゃ俺は向こうで準備するから」
「ほい、放送が始まったら、タイミング見計らって出てきてよ!」
 光子はそう言ってパソコンのキーボードを叩き始めた。
 画面には、ヘラヘラ動画生放送と表示されている。
 武雄は校舎裏へ行くと、バッグから怪物の覆面を取り出し、頭に被った。
 フト、裏門の方から小さな赤い光が二つ近づいてくるのが、目に入った。
「なんだ…?」
 確かめようと覆面を外し、光から目を離した瞬間、背中から腹部かけて激痛が走った。
 恐る恐る目をやると、自身の腹部から、女性の腕のような物が突き出ている。
「え……え……!?」
 それが何だったのか確かめる間も無く、視界が暗くなり…眠るように崩れ落ちた。

「もう……武雄の奴、何やってんのよ!? 間を持たせるのも、大変なんだから……」
 カメラの前で生放送中の光子は、いつまで経っても乱入してこない武雄を待ちきれず、一旦休憩という形でパソコンから離れ、校舎裏へ足を運んだ。
「!!?」
 そこには血だらけで息絶えている武雄の姿が・・・・
「だ…だれか……」
 助けを呼ぼうと踵を返した瞬間、
 シュッ・・・・
 細い糸のような物が、首に巻き付いた。
 首を締め付ける糸を必死で引きちぎろうとするが、緩む気配もなく、それどころか、身体がゆっくりと釣り上っていく。
「他の仲間はどこ?」
 不意にすぐ脇から、甘い声が聞こえた。
 目で追うと、小さな赤い光が二つ、光子の耳元で光っている。
 よく見ると、それは光子と同じ年頃の少女の瞳。
 血のように赤く光る瞳の少女……都は、再び質問を繰り返す。
「貴女の仲間、和榮と幸久はどこにいるのかしら?」
「た…多分……、晴吉二丁目にある、レンタルビデオ屋……」
「そう、ありがとう」
「ね……ね…、たすけ……」
 そう言い切る前に、光子の身体は一気に宙に釣り上げられた。
 まるで、等身大の…てるてる坊主のように。


 晴吉、場所的には丘福市の中央あたりに位置している。
 だが、古くは遊郭が栄えた地であり、現在でもその名残らしきものがある。
 その一角に、小さなレンタルビデオ店があった。
 看板には店名らしい表示もなく、窓という窓は全て目張りされ、どう見ても一般客は入りにくい雰囲気だ。
 今、その店内には、和榮が立ち寄っていた。
 一緒に同行してきた幸久は、外で待たされている。
 あまりに退屈な時間、幸久は暇つぶしになるような物はないかと、辺りを見回していると、
「うふふ……お暇なら、10分千円でいかがかしら・・・?」
 と、甘い声をかけられた。
 小柄でオカッパのような、長いお姫様ヘア。愛くるしく、涼しげな笑顔。
 何度かここへ足を運んだが、初めて見る子だ。
 10分千円は安いし、それに好みのタイプでもある。
 どうせ、和榮はあと10分~20分は戻ってこないだろう。
「いいじゃん! やっちゃうよ♪」
 幸久は、少女の後についていった。
 ゴザだけ引いた路地裏で、少女…都は衣類を全て脱ぎ、全裸になった。
 小柄な身体の割には、それなりに成熟している胸。
 美しい黒髪同様、黒くしなやかな恥毛。
 大喜びで服を脱いだ幸久は、その男性自身を都の眼前で奮い立たせる。
 都が幸久の男性自身に手を触れる仕草をした……その時。
 細い糸のような物が、男性自身に巻き付いた!
 糸は強く…きつく、男性自身を締め付ける。
「い……いてぇ……、なんだ……これは…!?」
 必死で巻きついた糸を解こうとする幸久。だが締め付けた糸は、まるで解けそうにない。
 血が行き届かなくなった男性自身は、徐々に徐々に、紫色に変色していく。
「早くしないと、腐って使い物にならなくなりますわよ」
 その滑稽な様子を眺め、都はクスクスと微笑んでいる。
 焦った幸久は、脱ぎ捨てたズボンのポケットからナイフを取り出した。
 橙や、田上、井川を脅した、あのナイフ。
 そのナイフで糸を切り解こうとした。
 だが、手が震え思うようにいかない。
「手伝ってあげますわ♪」
 都は手の平から糸を放出し、ナイフを持つ手に絡み付けた。
 そして、その糸を軽く引いた・・・・・
 あたり一面が血の海になったという表現は、決して大袈裟ではなかった。


「待った!?」
 商談が終わり、満足した表情で店を出た和榮。
 だが、そこには待っているはずの幸久の姿が見当たらない。
「まさか……先に帰った?」
 脳まで色欲で犯されている幸久は、商談の邪魔になる。
 そう思っていつも店先で待たせているのだが、さすがに不貞腐れて帰ったのだろうか?
 あんな奴でも深夜の帰り道では、いいボディーガードになる。
 ちょっと困ったな……そう考えたその時、路地裏から物音が聞こえた。
「幸久……、いるの~?」
 和榮は路地裏に足を踏み入れた。
 街灯も、あまり届かない路地裏。
 恐る恐る進んで行くと、その奥で見覚えのある人影が横たわっている。
「幸久・・・・?」
 更に歩を進めた瞬間! 
 何かに捕らわれたように、一歩も身動きがとれなくなった。
 まるで、目に見えない粘着物が、体中に纏わりついているような・・・・
 いや、見えなくはない。
 細い糸のような物が、無数に張り巡らされている。
 それは巨大な蜘蛛の巣・・・・
 今……和榮は、蜘蛛の巣に捕らわれた、虫のような状態であった。
「な……なんなの…これ……!?」
 十六年生きてきたが、こんな巨大で人間すら捕らえてしまうような蜘蛛の巣なんて、見たこともないし、聞いたこともない。
 必死に振りほどこうとするが、動けば動く程…糸は身体に絡みついてくる。
「幸久……、ねぇ……幸久! 助けてよっ!!」
 和榮は目の前で横たわっている幸久に、必死に助けを求めた。
「残念ね、彼……もう亡くなっておりましてよ」
 頭上から、甘く澄んだ声が聞こえた。
 見上げると、蜘蛛の巣を伝わって、二つの赤い光が降りてくる。
 それは、自分と殆ど歳が変わらなそうな少女。
 長くしなやかな黒髪、愛らしい顔立ちだが、血のように赤く光る瞳。
 だが、こんな蜘蛛の巣を自在に行き来できるなんて、どう考えても普通の人間ではない。
「な…何者なの……アンタ!?」

「ワタクシは、てんこぶ姫・・・・」

「てん・こぶ・・ひめ・・?」
「そう、貴方達が理解できる単語で言えば・・・・」
 都は更に目を細め、ニッコリ笑うと……
「妖怪ですわ……!」
 そう言った瞬間、愛らしい都の上顎から、鎌のような鋭い牙が飛び出した!
「きゃああああああ!!」
 その姿を見て、大きく悲鳴を上げる和榮。
 都は和榮の目の前まで降りてくると、その身体をじっくり見定める。
 その目は、獲物を目前とした、絶対捕食者の目だ。

てんこぶ姫 第一話(5)

「貴方のその体、美味しくいただかせてもらいますわ…」
 そう呟くと、その鋭い牙を和榮の首筋に突き立てた。
「お…おねがい……やめ…て……」
「貴方は、自分より弱い者がそう言ったら、止めてあげました?」
「ひぃぃぃぃぃ…」
 泣き叫ぶ和榮。
 だが、それも長くは続かなかった。
 首筋から、なにか冷たい物が身体の中に流れ込んでくるのがわかる。
「あ…あ……ああ……」
 その冷たい物が全身に行き渡った頃、痛みも恐怖の薄れていくのが感じ取れる。
 それどころか、フワフワと身体が宙に浮いてしまうのではないかと錯覚するくらい、軽くなっていく気がする。
― あ…恍惚……… ―
 和榮の意識はそこで終わった。
 自身の身体がどうなったのか、知らぬまま・・・・
 そう、実際に『身体の中身』が、都に吸い尽くされたことを・・・。

 それは蜘蛛の食性。
 消化液を獲物の体内に注入し、液状にして吸い尽くす。これを『体外消化』という。
 食べられた獲物は、中身が空っぽになってしまう。
 
 すっかり中身を食べられ、アニメでよく見る…ペチャンコにされた人物のように、ヒラヒラの皮だけとなった和榮を巣から引き剥がす。

てんこぶ姫 第一話(6)

 ポカリと開いたその口に、都は手の平を押し当てた。
 手の平から、細い糸が放出され、皮だけとなった和榮の体内に流れ込む。
 更にその皮を伸ばしたり、縮めたりすると、それはすっかり形を変え、一枚の布切れのようなものになった。
「うふふ……、貴方の人生の色は、何色だったのかしら?」
 都は嬉しそうに、布切れに霧のような息を吹きかける。
 すると、どうしたことだろう!? 見る見るうちに、黒紫色の布地へと変化していった。
「黒紫色を象徴する言葉は『神秘・高貴・威厳・絶望・孤独・恐怖』。貴方にピッタリね!」
 都はそう言って布地を手に、その場から姿を消した。


 翌日、橙は自宅アパートで朝を迎えた。
 都と別れたあの後、どうやって自宅に戻ったのかは記憶に無い。
 ただ、悔しさと悲しさ……寂しさで、眠れない夜を明かしたのは間違いない。
 呆然と働かない頭のまま、習慣でテレビの電源を入れる。
 この時間、朝のワイドショーを放送しているが、丁度最新ニュースが流れ、橙の目は釘付けとなった。
 佐竹幸久、中村光子、大関武雄の三人が昨夜殺害され、深紫和榮が行方不明になっていると・・・。
「これは……?」
 食い入るように画面を見つめていると、コン…コン…と、部屋の扉を叩く音が。
 扉を開けると、そこにはニッコリと微笑む、都の姿があった。
「うふふ……、おはようございます、先輩」
「姫ちゃん……?」
 驚く橙に、都は一つの紙袋を手渡した。
 橙が中身を取り出すと、それは鮮やかな黒紫色のスーツだった。
「これ……って?」
「先輩を苦しめた、あの女の身体で仕立てたスーツですわ!」
 言っている意味が理解できなかった・・・・。
 だが、あの三人が殺害され、和榮は行方不明・・・・。
 それも、橙が都に全てを打ち明けた…すぐその後だ。
― 姫ちゃん……、あなた…もしかして…… ―
 都はいつもと変わらぬ、涼しい笑顔。
「先輩が昨日言った言葉、一番望んだ気持ちに後悔が無いのであれば、そのスーツを着てみて?」
 私が言った言葉・・・、望んだ気持ち・・・・
 それは、復讐・・・・道連れ・・・・
 ジッと目を閉じ、考える・・・・
 色々な思いが頭をよぎる。
 橙は、意を決したように、渡されたスーツをその身に着込んだ。
 その瞬間、大粒の涙が、ポロポロと溢れだした。
 喜びの涙なのか・・・・
 それとも、辛かった日々の反動か・・・・
 何故かは、わからない。
 だが、涙が溢れるのと同時に、心が温まっていく……
 そんな気がした。
「先輩・・・・」
 耳元で、甘い声が囁かれる。
「よろしくて……?」
 都の言葉に、橙は黙って頷いた。
 首筋に鋭いものが突き刺さり、冷たいものが体内に入り込んでくるのがわかる。
 しばらくすると、まるで天に舞い上がっていくような錯覚を感じる。
 天国に行くって、こんな感じかな……?
 それが橙の最後の思考だった。
 
 全ての物事が終わると、都は新たに手に入れた、一枚の大きな布地を広げた。
 それは、まるで太陽のように明るく眩い…オレンジ色の布地。
「触り心地、色具合、これは最高級の布地ですわ」
「オレンジ色を象徴する言葉は、『家庭的・元気・自由奔放・活力・陽気・温もり』。先輩の本当の色は、この色でしたのね」
 都は布地を頬に当て、その柔らかな感触を味わう。
「丁度…今から暑くなる季節。サマードレスに仕立てたら、素晴らしい物になりますわ!」
 都は、布地を大切そうに折りたたむと、アパートを後にした・・・。

てんこぶ姫 第一話(7)

つづく?

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