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自己満足の果てに・・・

オリジナルマンガや小説による、形状変化(食品化・平面化など)やソフトカニバリズムを主とした、創作サイトです。

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はじめに!

当サイト、自己満足の果てに・・・は、オリジナルマンガオリジナル小説公開をメインとしたサイトです

当サイトでは、仮想物語で女性や少女を「潰したり」「溶かしたり」「丸めたり」「グニャグニャにしたり」「食べたり」残酷な描写が含まれています。

従って、これらの描写を不快に思う方耐性の無い方は当サイトをご覧にならないようにお願いいたします

また、当サイトでは性的表現は殆どありませんが、残酷な描写があるため18歳以上の方のみ、ご覧頂くようにおねがいいたします。

※ 新たな追加事項

現在当サイトの一部の物語や記事は、会員制になっておりパスワードロックが掛けられております
ロックを解除するには会員になって頂くことで、パスワードを発行しております。

● 会員になるための条件

 □ 会員になるためには、今後当サイトで公開された作品に対し、感想などのコメントをして頂くことが条件となります。(毎回でなくとも結構だが、最低 年に2~3回ほど)

 □ 当サイトのパスワードロックは毎年更新にする予定です。 したがって上記の条件を守れていない方は、更新後の新たなパスワードを発行できない場合もあります。

 以上をご理解したうえで会員希望の方は、私までメールもしくはpixivのメッセージにて、「条件を守る意思をハッキリ記して」ご連絡お願いいたします。
 連絡を頂き、上記記載部分をしっかり理解されておられると判断させていただいた際に、パスワードを発行させていただきます。(一週間以内)


その他に関しては、『サイト案内』をご覧ください。
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近況報告 今月二回目

 こんにちわ、 るりょうりにです。

 まず、創作活動の方から。

 ターディグラダ・ガール 第五話。 やっと今日から書き始めました。(遅!)
 ですので、物語を書き終えるのが来月初め……。
 挿絵をどれだけ描くかは、物語が出来上がってからだから……。
 やはり、公開は6月下旬か7月くらいになりそうです。

 もっとも、新しい生活がこのペースで進めば……という仮定での話ですね。(-_-;)
 
 ターディグラダ・ガール 新キャラ

 ちなみに5話に登場する予定のキャラです。

 -----------------------------

 次にすごく重要な話。

 ※メールで会員申請をしたのにも関わらず、まだ私から何も返信が届いていない方。

 今まで頂いた会員申請に関して、会員を許可するにも、しないにも、基本的に全ての申請には私は返信をしております。
(条件を守る等の記入がされていない方でも、きちんとその旨……お断りの返信を出しております)

 ですから、もし返信が届いていないと思われる方。
 念のために、迷惑メールボックスに入っていないか? 確認していただけますでしょうか。
 また、Windows10のメーラーには、『優先』『その他』と受信されたメールを別々に保存していることもあります。
 その場合、両方をご確認ください。
 他にも、PCからのメールを拒否設定されていないか?等のご確認もお願いいたします。
 
 それでも届いていない方は、大変お手数ですが、当ブログのコメント欄(管理人のみ)で一旦ご連絡して頂くか? 一番間違いないのは、pixivでメッセージを送ってください。

 また、返信が届いている方も、良かったら届いていたと連絡していただけると助かります。

 そして、もう一つ……
 
 会員申請されるときは、必ずコメントに記載する『名前』も記入しておいてください。後ほど確認するときに助かりますので。

 -----------------------------

 次にまったくもって、どうでもいい話。
 
 けものフレンズのOP『ようこそジャパリパーク』を歌っている、『動物ビスケット×PPP』がMステに出演しましたね。
 あのコスチュームとあのノリでの出演は、色々賛否両論もあるでしょうが、私個人としては「頑張って歌ったね~♪」と思っております。(^^
 しかも生歌でしたよね。勝手の違うステージでの披露は、色々プレッシャーや緊張があると思います。それでも「らしさ」を貫いた彼女たちには、少し勇気と元気を貰った気分にもなりました。

 ちなみにジェンツーペンギンの中の人。個人的に好みでもありますw

 それとは少し違いますが、その歌を作詞作曲した『大石昌良』氏による『ニコ生弾き語り』
 TVではなくネットという違いはありますが(しかも個人放送)、素晴らしかった~!
 「ようこそジャパリパーク」で歌詞を一瞬忘れるという事故wもありましたが、歌の上手さ。そしてギターの上手さは感動しました!


 最後に、私にとって一番のヒーローである『仮面ライダー1号 

 先日やっと『映画・仮面ライダー1号』をDVDで見ました。
 ここ数年、映画は一切見に行く機会が無く、ネット配信でもなんでもいいから、なんとか見たいと思っていたので。

 内容的にストーリーはよくわかりにくい部分がありましたし、本郷猛というより……藤岡弘、感が強いかな~って気がしないでもなかったですが。
 でも 「ライダー……変身っ!」という掛け声とポーズは、子供の頃のヒーロー像をすっかり思い出させてくれました!!
ヽ(`▽´)/

 また、最近のアニメや特撮は、必殺技を放つとき……技名を叫ぶのはダサい!?って傾向があるようですが、やっぱ……「ライダーキィィィック!!」等の叫び声は、体の芯からワクワクさせてくれる気がします!(あくまで個人的な気持ち)

 ターディグラダ・ガールでも、今後も技名を叫び続けさせましょう!!w


 というわけで、今回は以上です! 
 ではまた~。


 

 

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近況報告

 こんにちわ、少し生まれ変わったような気分の るりょうりに です。

 三話のあとがきと前回の近況報告でも書きましたが、大きな決断……それに伴う『あと片付け』。ほぼ終わりました。まぁ、色々大変でしたが、予想以上に良い形で進んでくれました。

 それによって数年ぶりに、生活リズムが大きく変化いたしました。更に自分の将来や人生においても、再び考え直さなければいけないという結果になりました。

 でも、その反面……日々ノイローゼになりそうな精神的負担からは、かなり解放されると思います。(一番肝心なあと片付けが残っているが、そこまで急がなくてもいいこと? なので、少しずつなんとかしていけば……。うん、そうするしかないだろう!)

 だから、なんか少し生まれ変わったような気分ではあります。

 色々と心配してくださった方々、本当にありがとうございました。m(_ _)m

 この判断が本当の意味で吉と出るか?凶と出るか? まだ判りませんが、とにかく前向きになれそうな気配を信じて、やっていこうと思っております。

 
 さて話を創作の方へ移すと、正直……

 まるっきり・・全然・・まったく・・・これっぽちも・・・

 進んでおりません! (;^_^A
 

 じゃあ、今から今までのように進めていけばいいだろう!
 
 私もそう思っていたんですけどね・・・・・

 ところが、予想以上にモチベーションが上がらないんですよ。

 一つ目は、この数か月……特に先月が色んな意味でピークで、そういったことを考える余裕がなかったこと。
 その考えない癖がついてしまっているという可能性。

 二つ目は前回も言いましたが、『レイカの再登場』。 アレ、もっとも描きたかったシーンだったのですが、それを無事に公開できたので、一種の燃え尽き症候群みたいなものになってしまっている。

 三つ目。
 これが一番重症かもしれない。
 状態変化やカニバリズムへの情熱やネタが、妄想の引き出しから尽きてしまったということ。

 おそらく一旦モチベーションが上がって波に乗れば、またある程度定期的に更新できるようになると思うんですよ。
 ただ、それまではちょっと猶予を頂けるとありがたいです。

 ちなみに、次回の話も基本的な流れはほぼ構想が浮かんでおり、プロット作成には入れました。
 だから、あとは状態変化やカニバリズムのネタが浮かびさえすれば・・・!

 そんな訳で、今月……来月も、申し訳ありませんが、作品の更新は無いと思います。(断定はしないけど……)

 そんな感じで、よろしくお願いいたします。m(_ _)m


=====================================

 ●アニメの話

 けものフレンズ 
 ついに最終回を迎えました。

 なんか、ネットの世界ではえらくブレイクしているようですが、個人的には「そこまで…?」と感じてはおります。
 でも、それでも……久しぶりにハマりましたね。
 
 やっぱまず、サーバルちゃん。この子が良かった!
 「すごーい!」とか「たのしーっ!」とか独特の口調が流行っているようですが、この子の良さは良い感じでポジティブなところ。
 自分自身だけではなく、他人(他フレンズ)に対してもポジティブなんですよね。
 決して相手を否定することなく、良いところを見つけていって「すごーい!」って感じ。
 もし、リアルでこんな子が身近にいたら・・・?
 私自身、心の痛みも結構軽減したりするんじゃないかな~?とも思えてしまいます。

 こんな子と旅を続けていたのだから、かばんちゃんも命を懸けて助けたいと思ってしまったわけです。(ネタバレ)

 その他のキャラも良かったですね。
 どの子も『見た目』の可愛らしさだけではなく、『内面』の可愛らしさが表に出ていた。
 個人的にはサーバルちゃんの他に、博士や助手。トキやアルパカ。ライオン……そしてボス(ラッキービースト)がお気に入り!

 そして物語。
 かばんちゃんは、いったい何の動物がフレンズ化したのか? (一話目からバレバレって気もするがw)

 そして、人間の姿が全く見えず、ほとんど廃墟と化したようなジャパリパーク(巨大なサファリパークみたいなもの)。
 一体何があったのか?

 フレンズとはいったい何なのか?

 こういった謎に少しずつ進みながら、ほのぼのとした旅を続けていく。

 ……と思ったら、最後の最後でパーク最大の危機!

 11話を見終えた時点で、私もそうだけど……ファンのほとんどは、このままバッドエンドを迎えるのか? それとも、奇跡のハッピーエンドを迎えるのか?
 ドキドキしながら、こう考えたはず・・・・。

「ありふれた展開でいいから(ピンチに仲間集結!)、ハッピーエンドになってくれ!」と。

 それだけ感情移入できた作品だったと思います。

 
 それにしても、このアニメのCGは『てさぐれ部活もの』の会社がやっていたようですが、あのアニメもそうだけど、完璧なCGでないところがいいですよねww
(ちなみに、てさぐれ部活ものも大好きでしたw)

 でも、監督を含め……制作に携わった方々は、「どうせヒットしないだろう」と、元々のゲームアプリも連載されていたマンガも、早々に切り上げてしまったそうで。
 
 ぶっちゃけ、売り逃し大発生!!w


 でも、続編も制作するようになったみたいだし、かばんちゃんとサーバルちゃん。あと……ついてきたのは、アライさんとフェネックじゃないかな? そして、パーツ化?w してしまったボス。
 この子たちの旅が楽しみです!

 




 
 

 
 
 

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ターディグラダ・ガール 第四話 はじめに

こんにちわ、るりょうりにです。
つい先週、予告にて「第四話は月末か、来月半ばまでに~」なんて事を記載したのに、あれから驚くほど順調に進み、なんと第四話……完成してしまいました!
(^_^;)

今回の第四話は、とにかく長い!
おそらく『妖魔狩人~』の1.5倍から2倍近くあると思います。
しかも、挿絵枚数『19枚』!!
これは、過去最多だと思います。
さらに、その内の二枚は、久しぶりのあの形式になっております。

そんな訳で予告でも言いましたが、後付口実とは言え『10周年記念&100万ヒット記念』に、それなりに相応しい内容になったと思います。

物語的にも、結構重要な事もあったりするので、長すぎてお疲れになるとは思いますが、じっくり読んでいただけると幸いです。

では、また『あとがき』で!


| 閲覧者様との交流 | 18:22 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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ターディグラダ・ガール 第四話「パーピーヤスの野望 一章」

 あたしの名前は結城暁(ゆうきあきら)。見た目も大したこと無く、そしてコレといった取り柄もない、ただ毎日流されるように生きている平凡な中学校の女子生徒。

ターディグラダ・ガール 四話01

 父は『ゆうきまなぶ』という芸名で、神田川県内で活動している地方タレント。
 ローカルテレビのバラエティー番組やラジオ番組。県内芸能イベントでの司会。割と仕事も多く、神田川県内だけであれば、全国規模の芸能人やタレントに負けない程度の人気を誇っていた。
 でもある時。その父は、番組でアシスタントをしていた若い女性タレントと、不倫をしていたことが公表されてしまった。
 数多くあった仕事は謹慎休止。憤慨した母は父と別居することになり、私は母の元で生活をすることになった。
 だけど、あたしの真の苦しさはここからだった。
 なまじ有名人だった父だけに、その話題は学校でも広がり、あたしは『不倫タレントの娘』『セックスハンターの遺伝子を持つ者』など呼ばれ、あっという間に『いじめ』の対象となってしまったのだ。
 今の時代のいじめというのは、偏った正義感からくる攻撃。つまり、相手は「自分は正しいことをしている」と思い込んでいる分、『罪悪感』なんてものをまるで感じていない。したがって加減や遠慮なんてものはまるっきり無い。そんなものを、なんの戦闘力も持っていない極普通の女子生徒が、そう簡単に耐えられるものではないのだ。
 学校ではゴミのように扱われ、家に帰れば相変わらず母はイライラしている。
 いつしかあたしは自分の居場所が無くなり、学校へも行かず、充てもなく街中をブラブラしていることが多くなった。
 今でも何故だかわからない。もしかしたら、反撃する戦闘力が欲しかったのかもしれない。
 あたしは街の一角にある、小さな『キックボクシングジム』の前でポツンと立っていた。
 すると……
「よかったら、少しやってみない?」
 いきなり背後から、そう声を掛けられた。振り返るとそこには、ショートヘアの女の子がニコニコしながら立っている。
「い……いえ、あたしは、こういうのは……」
 なんと返事をしたらいいか戸惑っているあたしに、彼女はさらににこやかな笑顔でこう綴った。
「そう? 無理強いはしないけど、何かを殴ったり蹴ったりするのって、身体の中に溜まっているワケわかんない物が、結構吐き出せるもんだよ!」
 そう。その人は、あたしが今……どんな気持ちなのか?まるで見抜いているような感じだった。
 結局あたしは断る気もなく、半分どうでもいいか!的な気持ちで、ジムの中へ連れられていったんだ。
 中に入り、言われるままサンドバッグを叩いたり、蹴ったり。
 最初は殴っている手や足の方が痛かった。でも、そんなことを一時間も続けていたら、学校での嫌なこと。家にいるときの暗い気持ちなど、すっかり忘れていた。
「あたしもさ、以前……凄く嫌な気分になる時期があってね。貴方と同じようにこの辺をぶらついていたら、ここのジムの会長にひっぱりこまれちゃった!」
 そういう女の子の笑顔は、あたしがしばらく見たこともない、別世界の輝きがあった。
 それがきっかけで、いつしかあたしもジムに通うようになり、一緒に練習に励んだ。そしたら何故だろう?学校でのいじめが、それほど苦痛でなくなったんだ。
 キックを始めたお陰で「お前たちなんかいつでも叩き伏せることができる!」と思えるようになってきたからなのか? それとも、練習を続けていくことで、どんどん強くなっていく自分が楽しかったからなのか? とにかく、いじめている子たちの事なんか、眼中に無くなってきていたんだ。
「最近、笑うようになったじゃん!」女の子は、いつもと変わらぬ笑顔で、あたしにそう言ってきた。
 たしかに。鏡で見たら、その子ほどじゃないけど、キックを始める前まですっかり潜んでいたあたしの笑顔が、そこにあった。その女の子のお陰で、あたしは笑顔を取り戻せたんだ! 今でも彼女には感謝している。
 その女の子の名前は、堀口琴音(ほりぐちことね)。私立晶華女子商業高校に通う、あたしの二つ上の尊敬する女の子だ!

「本当なんですか、琴音先輩が未確認生物に食い殺されたっていうのは!?」
 あれから約一年後。高校入試を控えたあたしに、とんでもない事実が飛び込んできた!
「うん、あたしの目の前でアイスクリームにされて、ペロリと食べられちゃった……」
 そう話してくれたのは琴音先輩の親友で、ツインテールにまとめ上げた赤く染めた髪。小柄で童顔。一見、妹系と言われている咲沢彩音(さきざわあやね)さん。
 二か月近く前、琴音先輩と彩音先輩は下校中に未確認生物に襲われたらしい。辛うじて彩音先輩だけは、噂の特殊機動警官ターディグラダ・ガールに救われたとのこと。

ターディグラダ・ガール 四話02

 でも、琴音先輩はもう二度と戻ってこない。あの笑顔を見ることができない。
「暗いトンネルの中のような生活を送っていたあたしに、光を与えてくれた琴音先輩。その先輩が未確認生物に食い殺されたなんて。許せない!世の中の未確認生物を絶対に許せない!」

 そして今、あたしは『丘福市立博物館』の前にいる。
 この博物館は、なんでも女子アナウンサーが未確認生物に殺されたという、あの大生堀公園から歩いて十数分の所にある。
 半年以上前の丘福大災害で建物が半壊状態となり、今では立入禁止区域となっているこの場所。でも、ここ最近怪しい人影や大型動物のような姿が目撃されていると、ネットで話題になっている。
「ねぇ、暁ちゃん。やっぱ……止めようよ。ここ、入っちゃいけない場所だよ。」
 そんな彩音先輩の言うことを、まるで聞こえていないような仕草をしながら、あたしは博物館のエントランスに足を踏み入れた。
 内部は電気も通っていない、当然真っ暗。ガラスが砕け散ったままになっている窓や、崩れて亀裂の入った壁の隙間から、僅かな光が差し込まれている。
「ねぇ、暁ちゃん。もし……ホントにここに未確認生物がいたら、どうするの? 琴音ちゃんだって、まるで手も足も出ないでやられちゃったんだよ。いくら暁ちゃんが強いっていっても、敵わないと思うよ」
 後ろから恐る恐る付いてきている彩音先輩の不安気な言葉。
 そんなことはわかっている。でも……。でも……、例え敵わなくても、一矢は報いたい。琴音先輩に誘ってもらったこのキックボクシングで、先輩の代わりに報いてやりたい!
 一階ホールを進んでいくと、正面に二階へ上がる大階段が目に入った。
 すると、その階段の上から、ギシッ!ギシッ!と何者かが降りてくるのか?階段の軋む音が聞こえてくる。そして……
「あら……あら~っ? どなたかいらっしゃったの~ぉ?」と間延びした女性の声が。
「実はこの博物館で、未確認生物が目撃されたと聞いて来たのですが……」
「未確認……生物? ああ、あの今…世間で騒がれている『アレ』ねぇ~っ!? アレは今~っ、ちょっと出かけているけどぉ、代わりにこんなのならいるわよ♪」
 こんな場所でえらくのんびりした人だな~。てか、ここ……立ち入り禁止区域なのに、なぜこの女性(ひと)は居るんだろう? アレが出かけている!? 代わりにこんなの……!?
 次々に浮かんでくる突っ込みのどれを返せばいいんだろう? そう考えていたその時、
「きゃあああっ!」
 後ろに付いていたはずの彩音先輩の悲鳴が聞こえた。
 振り返ると彩音先輩は、人でもなく……獣でもない。何かわからないけど、人間よりも少し大きめな物体に抱きかかえられていた。
 物体はその大きな手で、彩音先輩の体を四方八方から押し固めるように握りしめていく。
 ギュッ!ギュッ!「ふぎゃ…ふぎゃ……」ギュッ!ギュッ!「ふぎゃ…ふぎゃ……」
 握りしめる音と彩音先輩の短い悲鳴の不思議なハーモニー。
 数分後、あたしの目の前には、クルクルと目を回し、綺麗な三角形の形に押しつぶされた、元…彩音先輩の『おにぎり』がそこにあった。

ターディグラダ・ガール 四話03



「西東くん、中田くん。手が空いたら、少し僕に付き合ってくれないか?」
 ここは神田川県警本部、警備部警備課未確認生物対策係、通称CCSの対策室。
 一通りの書類を書き終え、係長である和(かのう)警部補は、壁際に設置されたデスクで作業する若い男女に声を掛けた。
 その二人は約一月前にCCSに配属された、西東瀾巡査と中田素子巡査である。
「はぁ……」
 気の乗らない声でそう反応したのは、ややワイルドな雰囲気を持つ、瀾こと西東巡査。瀾は不愉快そうな表情のまま隣の席に座っている小柄な女性、中田素子巡査をチラリと睨みつけた。
「付き合うのはいいんスけど、そこの『チビお嬢様』も一緒じゃなくちゃいけねぇーんスかぁ?」
「チビお嬢様……。小学中学でよく言われたけど、改めて『元ヤン』とかいう社会のクズに言われると、怒りを通り越して呆れてくる……」
 そう毒気を吐きながら返してきたのは、スーこと中田素子巡査。
「相変わらず、日本全国の元ヤンを敵に廻す気マンマンだな。あ…!? チビお嬢様……?」
「誤解の無いように言っておく。ボクの敵は『元ヤン』だけでなく、『現役ヤンキー』も入っているから。因みに、ヤンキーとか不良とか、全部死ねばいいと思っている。」
 何故か、目が合うと一触即発なこの二人。
 和は疲れ切った表情で頭を掻きながら、「まぁ、そんなにいがみ合わずに。今後の任務において、見ておいてもらいたいものがあるだけなんだ。」と、窘めるように付け加えた。
「うぃ!係長を困らせる気はねぇース。了解ッス、すぐお供します。」
「ボクも任務が大事なんで、とりあえず従います。」
 そう言って二人は、渋々ながらも席を立ち上がった。

 和が最初に二人を連れてきたのは、署内にある拳銃保管金庫。
 日本の警察では、拳銃など銃器の使用が必要な事件、事故以外では、銃器は所持できない。一部例外として特別な任務の一部刑事や、駐在所等に勤務する警官は、勤務時間内所持ということはあるが。
 したがってCCSで勤務している者も、基本的に現場出動時以外では、銃器は保管することが義務付けられている。
 和は銃器取り出し手続きを終えると、保管庫から一丁の長い銃器を取り出した。
「豊和M1500。知ってはいると思うけど、本来……猟銃として開発された物で、その性能の良さから日本の警察では狙撃用としても使われるんだ。今回警備部長にお願いして、中田くん用に手配をしてもらった。もちろん、対未確認生物撃退用としてだ。ちなみに弾丸は.300WinMag(300ウィンチェスターマグナム)を使用する。」
 素子は和からライフル銃を受け取ると、適当に構えて感触を確かめてみる。
「銃に詳しい中田くんならわかっていると思うが、その手のライフル銃はボルトアクション式だ。だから命中精度は高いが、アサルトライフルみたいに連射はできない。したがって、仕留められなかった場合、反撃をくらう可能性がある。」
 和の説明に、素子は無言で頷く。
「対策として、遠距離からの狙撃のみで使用するか? もう一つは……。それは、後ほど話そう」
 和はそう言って説明を一旦区切ると、保管庫へM1500を収納した。そのまま保管庫の鍵を閉めるのを見て、瀾が眉をひそめて声をかける。
「アレ、係長。俺には新しい銃の支給とか……無いんッスか?」
 その問いに対し和は軽く微笑むと、「西東くんには銃ではなく、別に支給されているものがある。こっちだ!」そう言って保管庫を後にした。
 和が案内したのは、本部地下にある任務車両用駐車場。
 その一角にTG01が愛用する災害対策用白バイXT250P-Sや対策車両を停めてあるCCS専用ゾーンがある。出動の度に使用しているので、欄も素子も当然知っている。
「これが西東君に支給されたものだ!」
 和がそう言って見せたものは、交通部交通機動隊で使っていたものと同型の新型白バイ。
「おおっ!FJR1300APじゃないッスか~っ!」

ターディグラダ・ガール 四話04

 欄はそう叫びながら、まるで玩具を見つけた子どものように駆け寄り、嬉しそうにペタペタと触りまくる。
 すると「アレっ? これ……何ッスか~ぁ!?」と運転シートの後部に手を当てて問いかけた。
 通常、交通部で使用している白バイの後部は、反則切符や書類等が入れられているケースが取り付けられている。だが、この白バイの後部は二人乗り用シート。と言っても、ノーマルの二人用ではなく、背もたれも付いた本格的なタンデムシートである。
「な…何っスか、これっ!? ケツに誰か乗っけて、ツーリングでもしろ!……つぅんスかぁ~っ!?(笑)」
「ツーリング…ではないけど、キミの言うとおり二人一組で乗ってもらうことを前提としている。」
「二人乗り前提って、そんな白バイ……最近見たことも聞いたこともないッスよ!?」
「それはこの白バイが追跡や交通取締り用ではなく、未確認生物や改造生物との戦闘用に改造されたものだからだ。」
「戦闘……用?」
「そう。一人が運転をし、もう一人が後部シートから射撃をする。つまり走行攻撃を想定した、戦闘用オートバイというわけだ。」
「何ッスか? その戦車みたいな発想は……?」
「戦車よりも機動力があるぞ」
「当たり前っしょ!戦車よりトロかったら、バイクの意味無いじゃないっスか!?」
 先程までとは打って変わって、まるで苦虫を1ダースほど噛み締めたような表情の欄。
更に大きく溜息をついて……「で、その後部座席には誰が乗るんです? まさか……」と尋ねる。
「うん、中田くんに乗ってもらうつもりだ。」
 清々しいほどの笑顔で、和は明るくそう答えた。
 ―やっぱりか……―
 欄も、そして傍で話しを聞いていた素子も、ウンザリした顔で和を睨みつけた。
「先日植物園で、中央署の警官隊が敵わなかった未確認生物に、キミたち二人が協力しあって撃退している。これによってキミたち二人が協力し合えば、TG01にも負けない働きをしてくれると僕は確信したんだ。それを活かすために先程のライフルも、この白バイも部長にお願いしたんだ。」
「じゃあ、さっき係長が言っていた、ライフルを使うボクが反撃されない……もう一つの対策って!?」
「そう。これに乗ることで、攻撃して即離脱。ボクシングで言う、ヒットアンドウェイになるだろう!」
―なんで俺がこんな『チビお嬢様』の、お抱え運転手にならなきゃいけねぇーんだ?―
―なんでボクが、こんな『ヤンキー』とニケツをしなきゃいけないの……?―
 口には出さないが、そんな思いが顔から読み取れるくらい、ゲンナリした表情の二人。その二人の気持ちに気づいているのか、いないのか?
 和がトドメの一言を放った。
「これから週に二~三回は、二人の共同訓練を行う。一日も早く、『二人の息をピッタリ合わせてくれ!』」

| ターディグラダ・ガール | 18:18 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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